慶應義塾大学攻略情報!法学部【倍率・合格最低点・傾向】
武田塾茂原校の原田です。
今回は慶應義塾大学の大学受験情報についてお話しします。
慶應義塾大学の入試では学部によって問題傾向が変わってきます。 受験を考えている学部に合格するためにどのような勉強をしていくのかが大切です。
そのために各学部の傾向を知り、その対策を立てていきましょう!
今回は慶應義塾大学法学部についてです。
慶應義塾大学
法学部
≪法学部の入試動向≫
・法律学科
入試方式英・社(日本史・世界史)・小論です。
配点英:200点、社:100点、小論:100点
満点400点満点
志願者2,009人
受験者1,827人
合格者336人
実質倍率4.9倍
合格最低点197点/49.3%
・政治学科
入試方式英・社(日本史・世界史)・小論です。
配点英:200点、社:100点、小論:100点
満点400点満点
志願者1,827人
受験者1,659人
合格者314人
実質倍率5.0倍
合格最低点203点/51%
≪慶應義塾大学経済学部の入試傾向≫
・英語
試験時間80分 配点200/400
✅大問の構成
筆記 1 文法問題 2 会話問題 3 会話問題 4 単語問題 5 読解問題
✅傾向
専用の対策が必要というよりも、単純に難易度が高い問題が並ぶ。 単語、文法、長文どれをとっても一筋縄ではいかず、まずは過去問に挑み、法学部の難易度に慣れていく必要がある。
アクセントの問題が過去に出題されているため、対策をしておくとよい。
単語問題は、単語帳をこなしただけでは見かけない単語が並ぶため、基本的には周りの文章から推測することになる。選択肢の数は設問数と同じため、きちんと読み分けられれば問題ないが、この手の問題に挑むこと自体の経験が少ないはずなので、「速読英単語 上級編」などで、知らない単語を周りの文章から推測する練習をしておきたい。
文法は正誤問題と派生語をこたえる問題が出題されている。正誤問題は文法的間違いを探す問題であるが、判断がつきにくい問題のため、どこが間違っている可能性があるかをまず見抜けるようにしたうえで、正誤の判断をつけていこう。派生語は、内容の理解も必要なため、単語帳で語彙を増やしたうえで、過去問のやりこみをしておこう。
会話問題は、語彙力と内容を正確に読み取る力が必要となる。第2問は解答の熟語が見慣れないものも並ぶため、時間に余裕があれば「解体英熟語」などで、知識を増やしておくとよい。第3問は、会話の形式をとった読解問題なので、この手の形式に慣れておけば、問題ない。会話問題は早稲田で出題が多いので、過去問を追加でやりたい場合には早稲田の過去問を解いておくとよい。
長文は、文章と設問のどちらも難易度が高い。長文の内容だけでなく、選択肢も正確に内容が把握できていないと、引っかかってしまう問題も多く、完答するには相当の実力が要求される。英文解釈や長文の参考書の復習を徹底的に行い、読めるだろうという希望的観測をなくし、正確に読めるように仕上げていこう。
・日本史
試験時間60分、100/400点
✅大問の構成
1.選択 2.選択 3.選択 4.選択
✅傾向
大問4題の出題で、設問数は50問である。リード文が長文であり選択肢が70個以上にもなるものもあるので、このような形式に慣れておかないと時間が足りなくなる恐れがある。 出題時代・分野ともにかなりの偏りが見られ、かつ年度による変動の幅が広すぎて傾向を抽出することは不可能である。1点だけ特徴を挙げるならば、例年テーマ史が出題されていることである。学習の際には、教科書に加えて写真図版、系図、政党変遷図、表、地図、史料集、用語集を使って理解を深め、十分な問題演習をすることを心掛けたい。
・世界史
試験時間60分 配点100/400
✅大問の構成
筆記 1.記述問題 2.記述問題 3.記述問題 4.記述問題 ※年度による変化あり
✅傾向
大問が4問。出題形式は、リード文に対しての、空欄補充、下線語句を問う問題とあり、近年は、地図問題や年代整序、正誤問題など、単に暗記をしているかではなく、よく考えさせ解答させる問題であった。 地域別に見ると、アジアからの出題が多く、半分近くがアジア関連からの出題になった。ヨーロッパに関する出題は毎年大問で出題されたが、近年減少傾向にある。 時代別に見てみると、現代史・戦後史の比率が高く、現代史重視の傾向は明確である。 単に知識を暗記して答えさせる問題ではなく、受験生の思考力を問う問題となっている。また早慶レベルの過去問では既出のものが多いので、決して奇問・悪問の類ではない。ある知識だけを知っていれば解けるものではなく、関連事項などもしっかりと学習しておかねばならない。史料や年代整序などの問題は慶應大の経済学部など他学部で出題されており、演習として利用するには有効である。その他、早稲田大学の政治経済学部、国際教養学部、社会科学部などの問題研究をしておくことも有効であろう。 また、現代史、戦後史は前述のように万全に対策しておくことは重要であるが、今後出題されるであろう時事問題についても学習しておくことも重要である。
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